実業団とパラ選手、記録更新に挑む 井谷選手がパラ100メートル日本新 伊勢でトラック種目競技会

【健常者と障がい者が同じレースで自己記録の更新を目指した「実業団プレミアム・チャレンジ・ゲームズ・イン・伊勢」。県出身の井谷選手(右から2人目)は義足T64クラス男子100メートル日本記録を更新した=スポーツの杜伊勢陸上競技場で】

陸上競技トラック種目が専門の「実業団Premium Challenge Games in ISE」(日本実業団陸上競技連合主催)が30日、三重県伊勢市宇治館町のスポーツの杜伊勢陸上競技場で行われ、実業団やパラ・デフ種目のアスリートら約240人がエントリーし自己記録の更新に挑んだ。

短距離や跳躍などのトラック種目が専門の実業団選手のための大会をと今回初めて開催。記録が出やすいように競技開始時刻を午後2時から同6時の夕方にかけて設定。100メートルや110メートル障害などの走路は追い風を背に走ることができるよう、バックストレートを採用した。

男子100メートルでは井谷俊介選手(SMBC日興証券)=大紀町出身=が男子義足T64クラスの日本新記録となる11秒31をマーク。「今シーズンのピークに合わせてきた地元の大会で約3年ぶりの自己ベスト更新。とてもうれしい」と声を弾ませ「実業団選手と一緒のレースでモチベーションが上がるし、パラアスリートについて知ってもらえる良い機会だと思う」と話した。

障がい者アスリートに門戸を開いたのも同連合主催の大会では初めて。今後、毎年秋に開催の全日本実業団対抗選手権においてもパラ・デフアスリートの参加について検討していくという。