世界平和願うヒマワリ見頃 度会町がプロジェクト ウクライナ避難者も種植え

【「わたらい町ひまわりプロジェクト」の参加者が遊休農地で育てたヒマワリ=度会町上久具で(同町提供)】

【度会郡】世界的に不安定な情勢が続く中、三重県度会町が平和への願いを込めたヒマワリで町を彩る「わたらい町ひまわりプロジェクト」を実施し、町内各地で町民らが育てた鮮やかな黄色い花が咲き誇っている。

町みらい安心課が中心となり、プロジェクトを企画。5月初旬から庁舎や小中学校、保育所、宮リバー度会パーク、美化センターなどに種を植え、町民にも参加を呼びかけて約5万本分の種を配布した。プロジェクトの一環として、ロシアの侵攻を受けるウクライナから伊賀市に避難している浅井絵利香さんと娘も同町を訪れ、町民らとともにヒマワリの種を植えたという。

町によると、プロジェクト参加者は自宅のプランターに種をまいたり遊休農地を活用したりと育て方はさまざま。7月上旬から次々と開花し、現在は施設利用者と職員が植栽した美化センターのヒマワリなどが見頃で、8月上旬まで町内各地で楽しめる見込み。町の公式インスタグラムでもヒマワリの情報を発信するほか、広報紙9月号でプロジェクトについて紹介する。

同町上久具にある実家と隣接する遊休農地計8アールにヒマワリの種を植え、家族と一緒に育てた伊藤綾那さん(36)=松阪市=は、以前から家の周りを花畑にしたいと思っていて、「実家に帰ると緑豊かな町の風景に癒されていた。近所の人にもお世話になっているので、町への恩返しと世界平和の思いを込めて参加した」と話す。

プロジェクト担当者も「『ヒマワリを見て元気をもらった』という声をいただいてうれしく思う。たくさんの町民の方々に参加してもらえたのでよかった」と感謝した。