前月比微増の1・40倍 三重県内、6月の有効求人倍率

三重労働局が29日に発表した6月の県内有効求人倍率(季節調整値)は前月を0・02ポイント上回り、1・40倍だった。上昇は2カ月ぶり。労働局は雇用情勢の判断を2カ月連続で据え置いた。

有効求人倍率の順位は、前月から1つ上げて22位。有効求人数は前月比1・4%(491人)増の3万4690人、有効求職者数は0・3%(82人)減の2万4736人となった。

新規求人倍率は2・29倍で、前月から0・04ポイントの上昇。新規求人数は2・2%(261人)減の1万1864人、新規求職者数は3・9%(208人)減の5180人となった。

産業別の求人では製造業が微減する一方、建設業や宿泊・飲食サービス業などが上昇。雇用情勢の判断は「改善の動きが継続しているものの、新型コロナが雇用に与える影響に留意する必要がある」としている。

金尾文敬局長は記者会見で、有効求人倍率の上昇について「求職の落ち着きが影響した」と説明。「行動制限がないこともあり、雇用の動向が新型コロナに左右されない状況になってきている」と述べた。

一方で「製造業は人手不足を訴えつつ、原材料高を心配する声も聞かれる」と指摘。「行動制限が行われれば雇用情勢の先行きは判断しづらい。感染の再拡大による影響も注視しなければならない」と述べた。