北極冒険家と歩いて京都へ 小学生8人、伊勢出発 三重 

【旅の無事を願って参拝に向かう荻田さん(右端)と参加者ら=伊勢神宮外宮で】

【伊勢】北極冒険家の荻田泰永さん(44)と共に目的地までを歩いて旅する「100マイルアドベンチャー」の出発式が28日、三重県伊勢市豊川町の伊勢神宮外宮であり、全国から参加した小学6年生8人が目的地の京都に向けて出発した。

荻田さんは国内唯一の北極冒険家として、平成12年から令和元年にかけて16回の北極行を経験。平成30年1月には日本人として初の南極点無補給単独徒歩到達に成功している。

夏休みを利用して子ども達に身近な冒険を楽しんでもらおうと、平成24年から同ツアーを企画。今年は日本の歴史や文化に親しんでもらおうと、初めて伊勢の地を出発点に選んだ。

北海道から静岡にかけて全国から小学6年生の男女8人が参加し、キャンプしながら11日間かけて約171キロ離れた目的地の京都駅までを歩いて目指す。ツアーには荻田さんらスタッフ6人が随行する。

参加者らは自己紹介の後、旅の無事を願って外宮に参拝。その後、せんぐう館見学などを経て初日の目的地である玉城町へ出発した。

荻田さんは「普段自分の知っている世界とは違う世界を見てもらい、戻った時に何か違う視点を持ってもらえたら」と話していた。

神奈川県厚木市から参加した佐々木英士君(11)は「小学校の授業で講師に来てもらったのをきっかけに応募した。中学校に向けて少しでも体力をつけたい」と意気込みを語っていた。