原発再開しエネルギー自給を 考える会の金田氏、伊勢で講演 三重

【講演する金田さん=伊勢市岩渕町の伊勢商工会議所で】

【伊勢】三重県内の経済団体などでつくる「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」(小林長久会長)は27日、伊勢市岩淵の伊勢商工会議所で地区別講演会を開き、ユニバーサルエネルギー研究所の金田武司社長が「歴史からひもとくエネルギー・環境問題~これからのエネルギーを考える~」と題して講演した。

講演会には会場、オンラインでの参加を合わせ約50人が参加した。同会は脱炭素社会を実現するため、毎年県内3カ所でエネルギーや環境問題をテーマにした講演会を開いている。

ウクライナ問題について「ロシアは石油、ガス、食料を自給可能であり、ヨーロッパに対してはガスを供給しているという強い立場により牽制している」「ウクライナ問題を契機に一時下落したルーブルは、ロシアからのエネルギー供給を盾に再度値上がりをし、ロシアの強い資金源となっている」と指摘。「ウクライナ問題を終結させるにはヨーロッパが独自に自給できるエネルギーを持ち、ロシアからのエネルギー依存から脱却しなくてはならない」と述べた。

金田氏は「日本はエネルギー輸入に18兆円をかけ、再エネ賦課金により3兆円を各世帯から調達しているが、原子力発電を再開しエネルギーを自給することでこれらを大幅に削減できる。」と電気代高騰への解決策を述べた。

金田氏は東京都出身。慶応義塾大学理工学部機械工学科卒業後、東京工業大学大学院エネルギー科学専攻博士課程修了。三菱総合研究所勤務を経て、平成16年ユニバーサルエネルギー研究所を設立。東京工業大学大学院非常勤講師を務める。