薬用カノコソウ産地化へ取り組み紹介 市町職員向け

【勉強会で講師を務めた(右から)伊藤氏、金井氏、大岩氏=松阪市若葉町の松阪商工会議所で】

三十三総研(三重県四日市市)は21日、薬用植物のカノコソウに関する市町職員向けの勉強会を松阪市若葉町の松阪商工会議所で開き、伊藤公昭副社長らが薬用植物の産地化に向けた取り組みを紹介した。

同社は市町や生産者、医薬品製造業者、漢方薬メーカーと連携し、カノコソウやドクダミなどを県内で試験的に栽培してきた。勉強会はカノコソウへの理解を深めてもらおうと開催し、約20人が参加した。

伊藤氏は「地域資源を生かした商品やサービスによって地域自らが稼げる。中南勢にお金が落ちる仕組みを作りたい」と強調。「行政マンとして地域資源とは何かを考えてほしい」と参加者に呼びかけた。

内閣府地域活性化伝道師で明治薬科大の金井藤雄副理事長も講演し、流通や栽培事業化の留意点を解説。「技術の習得や作業場所の確保が特に重要。遊休物件を活用すればコスト削減になる」と強調した。

九鬼産業開発部の大岩優貴氏は栽培から出荷までの流れを紹介。「排水の良い圃場を選ぶことが重要。最も重要で手間のかかる洗浄を省力化できるかが収益化への鍵」と語った。