津波の緊急避難所に 伊勢市、村田機械伊勢事業所と協定 三重

【協定書を交わした鈴木市長(左から2人目)と村田所長兼災害対策本部長(同3人目)=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県伊勢市と工場向け自動搬送システムの製造などを手がける村田機械伊勢事業所(本社・京都市)は21日、津波発生時の緊急避難所に関する災害協定を結んだ。

同社伊勢事業所は、同市下野町の下野工場団地に立地。周辺一帯は津波による浸水が予測されていることから、協定締結を市に申し出た。

津波発生時や津波警報が発令された場合、鉄骨四階建て社屋の2・3階の一部を、地域住民らの緊急避難所として使用する。

市役所であった調印式で、鈴木健一市長と同社の村田三平伊勢事業所長兼災害対策本部長(56)が協定書を交わした。鈴木市長は「南海トラフのリスクを抱える地域。工場団地は多くの人が働いている。地域の安全のため協力をお願いしたい」と述べた。

村田所長兼災害対策本部長は「工場団地の人や周辺住民の安心につながれば。有事の際は、遠慮なく使ってほしい」と話した。

市が民間と津波避難所に関する協定を結ぶのは、29件目。