街道を山車が巡行 3年ぶり「関宿祇園夏まつり」 三重

【街道を巡行する「関の山車」=亀山市関町で】

【亀山】三重県亀山市関町の旧東海道関宿街道一帯で16、17日の両日、街道の伝統と文化を伝える夏の風物詩「関宿祇園夏まつり」(同実行委員会主催)が3年ぶりに開催された。

同祭りの呼び物「関の山車(やま)」の巡行は、京都祇園祭、大阪の住吉天神祭と並び、関西5大祭りの一つとして江戸時代から伝統を引き継いでいる。

16日の初日は、あいにくの雨のため、山車の巡行はちょうちんや幕が雨で濡れるため見合わせた。17日は天気も回復し、木崎、中町三番町と四番町の3台の山車が、街道を巡行。台座の上部が回転する「舞台回し」を街道の要所で披露した。北裏の山車は、展示のみとした。

一方、両日、同町木崎の関神社のご神体を運ぶ「神輿渡御(みこしとぎょ)」では、18―23歳の独身男性の若い衆計15人が、白装束で「関の地蔵に振り袖着せて、奈良の大仏婿に取る」などの唄に合わせて、「あらどんどん」「よーさじゃ」と掛け声をかけながら、台車に乗せたみこしで街道を練り歩いた。

【台車に乗せたみこしで街道を練り歩く若い衆ら=亀山市関町で】

また、関町中町の旧落合家住宅では、関宿案内ボランティアの会が、関宿を紹介する「東海道関宿」と題した、紙芝居もあった。

関宿「関の山車」保存会の浦野昭博会長(78)は「初日は雨で、子どもの山車引きは中止となったが、2日目は3台の山車が街道を巡行し、多くの人に楽しんでもらえた」とし、「無事終えることができてほっとしている」と話していた。