度会町に「木ままな美術館」移転オープン 地域の憩いの場に カフェも

【木のぬくもりを感じる館内。憩いの場としてカフェを設け、作品展示も楽しめる=度会町上久具の木ままな美術館で】

【度会郡】三重県度会町上久具にこのほど、絵手紙講師の井爪貞子さんが館長を務める「木ままな美術館」がオープンした。伊勢市横輪町で12年間、開いていた美術館を度会町に移転。築70年の古民家を改装し、茶畑だった場所も緑豊かな庭に造り替えた。井爪さんは「季節の草花を楽しんでもらい、地域の憩いの場にしてもらえれば」と話している。木、金曜日は休館。

移転前の美術館では、自身が主宰する絵手紙教室の作品展やさまざまな作家の個展、ジャズライブなどを開き、癒やしの空間を提供してきたが、ここ数年はコロナ禍でイベントも開けない状態。そんな時に教室の生徒から空き家になっている古民家があると聞き、「度会町でもうひと頑張りしよう」と移転を決めた。

2年前から準備を始め、大工が床や天井などを改装。井爪さんと娘も古民家に通い、しっくい壁の塗装や床の処理など作業に取り組み、木のぬくもりを感じる美術館が完成した。仲間に手伝ってもらいながら庭造りも行い、野道を散歩するイメージでニッコウキスゲやフジバカマ、横輪桜などさまざまな草花や樹木、ハーブを植えて整備し、庭を眺められるテラスも造った。

憩いの場として設けた「cafe萌音」では、ピザトーストやホットサンド、伊勢うどん、ケーキ、コーヒーなどが味わえる。現在は井爪さんの絵手紙作品や水彩画を展示。今後もさまざまな作品が館内を彩るという。秋ごろには絵手紙教室も開く予定。

井爪さんは「28日午後1─同3時まで絵手紙体験を行うので、気軽に参加してください」と話した。

問い合わせは井爪さん=電話090(1477)7742=へ。