海難事故防止呼びかけ 鳥羽海保の「海猿」とセイウチ

【セイウチのツララと一緒に事故予防を呼びかける鳥羽海保の隊員ら=鳥羽市の鳥羽水族館で】

【鳥羽】夏休みシーズンを前に、鳥羽海保は16日、「海の事故ゼロキャンペーン」(16―31日)に合わせて三重県鳥羽市鳥羽3丁目の鳥羽水族館で啓発イベントを実施し、海難事故予防への注意を呼びかけた。

夏に入り海と接する機会も増えることから、船舶所有者や海事関係者、漁業関係者、マリンレジャー事業者と共に官民一体で注意喚起を図るキャンペーン。家族連れでにぎわうことから同水族館の協力で昨年からイベントを実施している。

この日は、「海猿」の愛称で知られる潜水士3人がセイウチの「ツララ」と共にステージに立ち、観客に「子どもたちは1人で遊ばないで」「お父さんお母さんは子どもから目を離さないで」「アルコールは飲まないで」と呼びかけた。また「いい歯(118)で覚えて」と事故時の118番利用を呼びかけていた。

同海保によると、平成29年度から令和3年までの5年間で船舶事故は205件発生し、うちプレジャーボートの事故が半数近くを占めるという。また今年は人身事故が6月末現在で30件発生しており、マリンレジャーやサーフィン中の事故が多い傾向にある。

同海保の濱野壮一郎次長は「子ども1人で行動しないようにし、船に乗る場合はライフジャケットを着用して自分の身を守れるようにしてほしい」と話した。