四日市市文化会館40周年記念に「伝統工芸」展

【作品を紹介する9人の女性伝統工芸職人=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市市安島の市文化会館で16日、開館40周年を記念する特別企画「伝統工芸に未来のヒカリを展」が始まった。愛知・岐阜・三重で活躍する九人の女性伝統工芸職人集団「凛九」による作品展示と工芸体験ワークショップ(於三浜文化会館、要予約)がある。入場料一般550円、高大生220円、中学生以下無料。9月4日まで。月曜は休み(第2月曜は開館)。県と県教委、市、市教委が後援。

伊勢根付(梶浦明日香さん)、伊勢一刀彫(太田結衣さん)、有松・鳴海絞(大須賀彩さん)、伊勢型紙彫刻(那須恵子さん)、豊橋筆(中西由季さん)、漆芸(大内麻紗子さん)、美濃和紙(松尾友紀さん)、尾張七宝(田村有紀さん)、伊賀組紐(藤岡かほりさん)の9分野9人の伝統工芸作品約250点を展示している。

伊勢参りの土産物として栄えた伊勢根付の「かぐや姫」や「左馬」、宮大工が余技として刻んだのが始まりとされる縁起物の伊勢一刀彫の置物や帯留め、絹糸を組んだ伊賀組紐の帯締めやベルト、県民手帳カバーとして使われた伊勢型紙の「三重花」や「三重縞」、漆芸の「浅沓」などが一堂に並ぶ。

また、デジタルを使って伝統工芸九分野をストーリー仕立てで紹介する斬新なプロジェクションマッピング「景(ヒカリ)」も楽しめる。梶浦代表(40)は「これまでのイメージを覆すような新たな挑戦。展示を通して伝統工芸の可能性を感じていただきたい」と語った。