四日市公害の経験生かして 三重大でSDGsフォーラム、日韓の取り組み紹介

【日韓SDGsフォーラムin三重で講演する朴特命副学長=津市津市栗真町屋町で】

三重大と駐名古屋韓国総領事館は15日、津市栗真町屋町の同大学で「日韓環境・SDGsフォーラムin三重」を開催。日韓のSDGsの取り組みについて基調講演やパネル討論があり、参加者らは熱心に耳を傾けていた。

フォーラムでは、同大学特命副学長の朴恵淑氏と、オンラインで韓国中央大学教授の金正仁氏が基調講演した。

朴氏は「大気汚染や地球温暖化は四日市公害のあった三重から学ぶことができる」とし、四日市公害の経験をカーボンニュートラル社会の実現に生かしてはどうかと述べた。

金教授は「韓国では再生可能エネルギーの比率を上げて温室効果ガスを削減し、化石燃料に依存している産業構造を変えようとしている」と、韓国内での取り組みを紹介した。

第2部のパネル討論では、伊藤正明三重大学長や朴先哲駐名古屋韓国総領事ら7人がパネリストを務め、日韓の持続可能社会に向けた取り組みや次世代人材育成について意見を述べた。

このうち、学生代表のパネリストの小西凌さん(25)は、今年3月に一見勝之知事へ若者目線で作成した県の脱炭素活動の要望書を提出したことなどを紹介し、「自分たちのこうしたいという未来を発信していきたい」と話した。