スマホで行き先案内 伊勢市駅周辺で実証実験へ 三重

【実証実験に向けて開発中の「Desika 伊勢でしか」(NEC提供)】

【伊勢】デジタル技術等を活用した地域課題の解決を目指すスマートシティ伊勢推進協議会(会長・鈴木健一伊勢市長)は15日、商工・観光部会を設置した。同部会は22日から、伊勢市駅前周辺でスマートフォンアプリを使った実証実験を開始する。実験は10月末まで。

実証実験は、NECとORIGINAL Inc、日本地域国際化推進機構の3社と共同で実施。専用のLINE公式アカウント「Desika 伊勢でしか」にお友達登録すると、伊勢市駅前周辺の店舗で利用できるクーポンを入手したり、チャットボット機能を使った行き先案内サービスを体験できるという。

利用者の行動データの分析を通じて、夜間や早朝など新たな時間市場の創出や、来訪者の周遊促進、滞在時間の延伸など観光課題の抽出と解決策を探るのが目的。

将来的には、限られた時間内に指示されたことを達成すると特典がもらえるなどの時間限定イベントの実施も目指すという。

同協議会は、デジタル技術等を活用した各種サービスの向上や組織運営の効率化、地域課題の解決などを目的に伊勢市や伊勢商工会議所、伊勢市観光協会など8団体で2月に設立した。

会長の鈴木市長は「新型コロナウイルス感染症の感染拡大で落ち込んだ観光消費額の拡大にも寄与すると考えている」と期待を寄せている。