新型多用途ヘリを導入 陸自明野駐屯地・航空学校で訓練開始式 三重・伊勢

【全国に先駆けて導入された新型量産機「UH―2」=伊勢市の明野駐屯地航空学校で】

【伊勢】三重県伊勢市小俣町明野の陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校で13日、新型多用途ヘリコプター「UH―2」の訓練開始式があり、約200人が今後の訓練の無事などを祈願した。

同機体は多用途ヘリコプター「UH―1J」の後継機に当たる機体で、従来機と比べて羽が2枚から4枚に増え、エンジンも2機搭載されたことで機動力や安定性が向上。最大速度は100ノットから130ノットに上がり、自動操縦装置も装備されているため、これまで以上に過酷で多様な任務での活躍が期待できるという。

同航空学校では平成31年2月から試験機を先行導入。複数回の飛行実験を経て6月30日に全国に先駆けて1機が正式採用された。今後は全国で150機程度が導入される見込み。

式典では、学校長の安井寛陸将補が、整備責任者として宮内康宏二等陸曹を機付長に任命。その後、第二教育部長の土子邦之一等陸佐が訓練開始を報告した。当初は飛行訓練の披露も予定されていたが、「整備上の問題」から見送られた。

安井陸将補は「周辺の安全保障環境が先鋭化し、災害が激甚化、頻発化する中、優れた機体をハイペースで装備、戦力化することの意義は非常に大きい。我が国の平和と安定、国民の安全・安心に寄与すると確信する」と訓示していた。