追加増床への備え要請へ コロナ再拡大受け 三重県知事会見

【定例記者会見で感染状況を説明する一見知事=県庁で】

一見勝之三重県知事は12日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症の再拡大を受け、医療関係者や市町などでつくる対策協議会を13日に開くことを明らかにした。感染状況のさらなる悪化を想定して追加の増床に備えるよう、医療関係者に要請する方針。

県は病床使用率の上昇を受け、6日付で医療機関に確保病床の追加を依頼していた。20日までに461床に増やす方針で、当時347床だった確保病床は12日現在で457床に増えている。

一方、県は病床使用率が40%を超え、病床確保計画の「緊急フェーズ」に移行する事態を想定。確保病床を最大で548床とする可能性があることを、協議会を通じて医療機関に伝えることにした。

一見知事は県内の感染状況について「リバウンドの状態が続いている」とし、背景には「BA・5がまん延し始めていることがあると思う」と説明。対策の徹底やワクチンの追加接種を改めて呼びかけた。

また、観光地の復興を目的に県内旅行の代金を割り引く「みえ得トラベルクーポン」(県民割)の利用状況を発表。4月の開始から今月11日までに、延べ約35万人が利用したことを明らかにした。

「6月は観光の閑散期と言われるが、多くの人がクーポンを使って県内を訪れている」と成果を強調。県民割の実施期間が終わる14日以降も「おそらく(国が)維持するだろう」との見通しを示した。