
参院選の投開票から一夜明けた11日、三重選挙区(改選数1)で初当選した自民党新人の山本佐知子氏(54)が三重県桑名市大福の後援会事務所で報道陣の取材に応じ、物価高やコロナ対策に意欲をみせた。
山本氏は国政での取り組みについて、新型コロナウイルス感染症の対応を挙げて「コロナで働く最前線の方の話を聞いてきた。物価高、原油高でさまざまな業種に影響が出ている。コロナ対策をしながら、物価高や観光など経済政策を進めていく」と述べた。
「伊勢湾再生や地域の諸課題にも引き続き取り組んでいきたい」とも話し、県議時代からの課題に変わらず取り組む姿勢を示した。
初当選の心境は「責任の重大さをひしひしと感じる。課題に取り組むことはもちろん、自分自身を表現したり、色んなことを発信していかないといけない」と気を引き締めた。
今回の選挙戦については「立憲の議席を奪還できたことは本当に嬉しい。国際情勢が不安定な中で、安定感を求めて自民党が選ばれた。苦手意識のあった北勢地域でも挑戦者の気持ちで臨み、票を広げることができた」と振り返った。
8日に亡くなった安倍晋三元首相については「文字通り命をかけて、国や国民のことを考えて活動していた政治家だった。安倍元総理に恥ずかしくない政治家になりたい」と決意を述べた。
終了後、山本氏は県内各地の国会議員の事務所へあいさつ回りに向かった。