
【鳥羽】夏の交通安全県民運動が始まった11日、三重県警鳥羽署は鳥羽市の鳥羽水族館と連携した広報啓発活動を行い、交通安全特別大使に任命されたセイウチ「ツララ」(雌、13歳)と共に、来館者らに交通事故防止などを呼びかけた。
期間中は、横断歩道における歩行者優先の徹底▽高齢者と子どもの交通事故防止▽シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽飲酒運転の根絶―の四つに重点を置き、管内でさまざまな啓発活動や交通安全講習を行う。
この日は、松尾敦志署長や中村欣一郎市長、鳥羽・志摩市の交通安全関係者ら約30人が出席。セイウチショーの中で啓発活動を実施した。松尾署長が奥出協館長に任命書とたすきを手渡し、ツララが得意の水吹きで「横断歩道ハンドサインで意思表示」と書かれた紙を下ろしてPR。鳥羽市立かもめ幼稚園の園児らが交通安全宣言を行った。
松尾署長は「7月10日時点で管内の人身事故は減少傾向、交通死亡事故はゼロ」と話し、「4つの重点項目はまだまだ浸透していない。運動期間中に協力をお願いします」と呼びかけた。