人生初のノーヒットノーラン プロ注目の四中工・津波投手 夏の高校野球三重大会

【接戦の末初戦を突破しチームメートと喜び合う四中工主戦の津波(右端)=9日、四日市球場で】

全国高校野球選手権三重大会第2日の9日、2年前の夏の県大会準優勝の四日市工を1―0で退けて初戦を突破した四日市中央工は、最速143キロのプロ注目右腕、津波英太郎投手(3年)がチームの大黒柱。野球部の過去最高の成績に並ぶベスト16をかけた2回戦で昨年度優勝校の三重と対戦する。

183センチ、76キロの堂々とした体格。高校3年間で体重は約15キロ、球速は約20キロ伸ばした。野球では県内でもほぼ無名の四中工に進学し「自分で自分の進路を広げる」と周囲の助けも得ながら成長。四日市市立羽津中時代の2学年上の先輩で、県内屈指の強豪、菰野高校でエースも務めた伊藤佑悟投手(東北福祉大)からは股関節を巧みに使った現在の投球フォーム習得に大きな助言を受けたという。

直球の球威だけでなく、変化球の精度にも持ち、四日市工戦では低めのチェンジアップなども交えて相手打者に的を絞らせなかった。中学から投手の練習を始めて人生初のノーヒットノーラン達成を自信に、前年度優勝校に挑む2回戦に向け「思い切ってやるだけ。後悔のないよう頑張りたい」と意気込んでいる。