4候補が「最後の訴え」 参院選三重選挙区、銃撃事件に衝撃の中

【街頭演説で支持を訴える候補者=津市内で】

参院選は9日、選挙戦の最終日を迎えた。安倍晋三元首相が凶弾に倒れて死去した事件の衝撃が広がり続ける中、三重選挙区(改選数1)に立候補した4氏は県内各地で「最後の訴え」に臨んだ。

参政党新人の堀江珠恵氏(47)は、最終日の主戦場に津市を選んだ。津駅前やショッピングセンター付近などの市内6カ所で街頭演説に臨んだ。夜は津市まん中広場で演説に臨み、マイクを置いた。

津市久居新町の国道交差点付近では「皆さんの生活と日本を守る。外国資本に乗っ取られるようなことは終わりにしたい」と演説。「参政党の候補者を国政に送れば、日本は必ず変わると約束する」と訴えた。

無所属新人の芳野正英氏(47)=立憲民主、国民民主両党推薦=は、松阪市や津市、鈴鹿市、亀山市などの9カ所で街頭演説に立った後、四日市市の繁華街「ふれあいモール通り」で活動を締めくくった。

津市まん中広場で臨んだ演説では、安倍氏への銃撃を「民主主義への凶行」と非難。「この状況だからこそ、緊張感のある冷静な熟議ができる国会にしなければならない。巨大与党に議論で挑む」と訴えた。

NHK党新人の門田節代氏(54)は9日、短文投稿サイト「ツイッター」に「朝の街宣」と題する文章を投稿。立候補に当たって報道各社が依頼したアンケートへの回答結果を自身のブログで公表した。

ツイッターの投稿では、路上に座っていた男性にNHK党のチラシと「撃退シール」を渡したところ「ありがとうと言って読んでらした」とするエピソードを紹介。「手応えを感じた」とした。

自民党新人、山本佐知子氏(54)=公明党推薦=は伊勢神宮内宮前を出発し、北上しながら遊説。安倍氏の銃撃事件を受けて演説の予定は公表しなかったが、松阪市や四日市市の国道沿いなどで演説に立った。

ユーチューブに「最後のお願い」と題した動画を掲載。選挙活動の振り返りや地方創生への思いを語った上で「厳しい選挙だが、どうか最後まで山本佐知子の支援の輪を広げてほしい」と呼びかけた。