岡三証券が共同主幹事に JICA発行の平和構築債、紛争・内戦地域の復興支援

岡三証券(東京都中央区日本橋)はこのほど、国際協力機構(JICA)が今月発行する「ピースビルディングボンド(平和構築債)」の共同主幹事に選ばれた。

同債券は、開発途上国の持続的発展を支援するJICAがSDGs(持続可能な開発目標)の全17テーマのゴール達成を目的に発行するソーシャルボンドの中で、特にテーマを絞って発行するもの。

これまでも新型コロナウイルス対応債やジェンダーボンドなどの債券を発行しており、今年度は紛争・内戦地域などで継続的に行われているJICAの平和構築・復興支援や、ロシアによるウクライナ侵攻などを背景に起債が決定した。

SDGsの目標の一つ「平和と公正をすべての人に」のテーマの下、民間資金を動員しながら一層の取り組みを進めることを目的としており、調達された資金は紛争・内戦地域での平和構築や復興支援に充てられる。

平和問題への関心が高い機関投資家や自治体からのニーズをねらい、同債券の発行をきっかけにIR(投資家向けの広報活動)などを通じて多くの投資家にJICAの取り組みを伝えていく方針。

同債券は10年債と20年債を起債予定。岡三証券は野村證券、みずほ証券とともに20年債の共同主幹事を務める。10年債、20年債とも事務主幹事は大和証券。

岡三証券では同債券の販売・広報活動を通じて世界平和や復興に貢献するとともに、SDGsに対する取り組みについてもアピールしていく方針。

「ピースビルディングボンドに携わり、今回のウクライナ危機をはじめとする世界の武力紛争に巻き込まれた弱い立場である一般の人々に寄り添い、より良い世界を創る活動に貢献したい」としている。