参院選あす投開票 三重選挙区、銃撃事件の衝撃の中最終日へ

参院選は10日、投開票される。三重選挙区(改選数1)の立候補者は、参政党新人、堀江珠恵(47)、無所属新人、芳野正英(47)=立憲民主、国民民主両党推薦=NHK党新人の門田節代(54)、自民党新人、山本佐知子(54)=公明党推薦=の4氏。安倍晋三元首相が銃撃を受けて死去した事件の衝撃が広がる中で、10日の選挙戦最終日に突入する。

三重選挙区は全国で32ある1人区の1つ。立憲などの推薦を受けた芳野氏が今期で引退する芝博一氏の議席を守るか、自民が前回参院選に続く勝利で県内の参院2議席を奪還するかが焦点となる。

芳野氏は岡田克也衆院議員ら地元国会議員の支援を受けて活動を展開。選挙期間中は立憲民主の泉健太代表や連合の芳野友子会長らも応援に入った。対抗馬の優位が伝えられる中、浮動票の取り込みが鍵を握る。

9日は松阪市での街頭演説でスタートする。津市でも演説に立ち、午後は鈴鹿市や亀山市などの北勢を巡る。夜は四日市市安島一丁目の繁華街「ふれあいモール通り」で「最後の訴え」に臨む。

対する自民は今回の議席獲得により、衆院を含む県内全ての国政議席を独占したい考え。党本部も「最重点区」(茂木敏充幹事長)と位置付け、岸田文雄首相や閣僚経験者ら〝大物〟を連日にわたって投入した。

ただ、安倍氏が銃撃された事件を受け、山本氏の陣営は8日夕に津市内の3カ所で予定した街頭演説を急きょ中止した。9日は選挙活動を実施しつつ、不特定多数が集まる街頭演説などは自粛するという。

堀江氏は参政党のスタッフらと共に、スーパー駐車場などの街頭を中心に支持を訴えてきた。9日は津市内で街頭演説に臨む。

門田氏は9日、地元の伊賀市内で街頭演説に立つ。NHK受信料のスクランブル放送化や男系男子の皇位継承などを訴える見通し。

県選管は8日、開票作業のリハーサルを県庁で実施し、約30人の職員が参加した。各市町からファクスや電子メールで開票結果を受け取り、インターネットなどで速報するまでの手順を確認した。

県選管の服部央暉書記長は「迅速かつ正確に開票速報を実施するため、作業の内容を十分に確認してほしい。開票作業を誤ると全国の開票結果に影響が出ることになるので慎重に」と職員らに呼びかけた。