海洋環境づくりなどで意見交換 知事と鳥羽市長が「円卓対話」 三重

【中村市長(左)と共に種苗施設を見学する一見知事(中央)=鳥羽市水産研究所で】

【鳥羽】一見勝之三重県知事と中村欣一郎鳥羽市長の「円卓対話」が8日、鳥羽市小浜町の同市水産研究所であり、公共交通の維持や持続可能な海洋環境づくりなどについて意見交換した。

各市町の首長と対談して地域課題を共有する試みとして5カ所目の開催で南勢地域では初。中村市長の案内で同研究所内を見学した後、四つのテーマに沿って情報共有を図った。

中村市長はコロナ禍で落ち込んだ観光産業が回復傾向にある中、自家用車に比べてバスや鉄道といった公共交通機関の利用が減少傾向にあるとし、「選ばれる観光地として公共交通の維持は重要」と主張。また分業方式の雇用対策の取り組みを紹介しながら「成果はまだ十分でない」として雇用対策への意見を求めた。

これに対し、一見知事はオンデマンド方式のバス運営やIT活用などを例に挙げながら実証実験や規制緩和について言及しながら、対策を考えていくとした。

また持続可能な海洋環境づくりについて、一見知事は「漁獲の減少と販売チャンネルの多様化が課題」と主張。クロノリの色落ちを例に環境調査や関係機関との連携、販路開拓の取り組みを進めるとし、「地域で根付き利益を得られる仕組み作りが必要」と述べた。