金融トラブルを回避 三十三銀行、津田学園高生徒にセミナー

【セミナーを受講する6年制の生徒ら=桑名市野田の津田学園高校で】

三十三銀行は4日、SMBCコンシューマーファイナンスと連携し、三重県の津田学園高校(6年制=寺本豊校長、3年制=細見明典校長)1年生209人を対象とした「金融経済教育セミナー」をオンラインで開いた。4月の成年年齢引き下げに伴い、社会経験の乏しい若年層が巻き込まれる可能性の高い金融トラブルを回避するための知識を身につけてもらう。

同行は地域の青少年の「金融を適切に理解・解釈・分析出来る能力」向上に寄与することを目指し、若年層向けセミナーを実施している。

この日のセミナーは同行の後藤麻由さんと同社の池田ゆかりさんが講師を務め、講師と8教室をビデオ会議システム「グーグル・ミート」で結んで実施した。

後藤さんは、携帯電話契約▽クレジットカード作成▽一人暮らしの部屋を借りる―など18歳で親の同意がなくても契約が出来るようになったことを説明。未成年者取消権が発生しないため、若い世代を狙った悪徳商法や詐欺による被害の拡大が懸念されると強調した。

池田さんは、カードトラブル▽名義貸し▽アルバイト詐欺―などの金融トラブルについて、事例やクイズを交えて解説し、「カード会社からお金を借りてくるアルバイトは存在しないので、詐欺だと思って断ってください。自分を守るためにしっかり知識を付けてください」などと話していた。

寺本校長は「今年度から高校の家庭科で消費者教育や金融教育を進めている。生徒がトラブルに巻き込まれてほしくないのと、プロの方に直接教えてもらうことが大事と考え、導入を決めた」と話した。

その上で「1年生は探求活動プログラムでも年間通じて他の金融機関の方に教えていただいており、今後も金融教育を充実させていく」と話していた。