公文書誤廃棄に「県民への裏切り」 三重県議会議長

【定例記者会見で、公文書の誤廃棄に対する所感を述べる前野議長=県議会議事堂で】

前野和美三重県議会議長は4日の定例記者会見で、県が公文書管理条例で定める手続きを経ずに667件の公文書を廃棄していた問題について「県民に対する裏切り」などと述べ、近く一見勝之知事に口頭で再発防止を申し入れる考えを示した。

前野議長は「適切な手続きを経ずに多くの公文書が誤って廃棄されたことは県民の信頼を損ねる。大変遺憾に思う」とした上で「知事と会う機会に議会として強く申し入れをしたい」と語った。

一方、県が「実害はなかった」として誤廃棄に関係した職員の処分を検討していないことについては「処分について発言するのは執行部の立場。我々から強く意見を述べるつもりは毛頭ない」と説明した。

議案を提出せずに県立看護大の学費を引き上げた問題など、県の事務処理ミスが相次いでいることについては「仕事に対する熱意や責任感の欠如が表れていると感じる。強く反省を促したい」と述べた。

藤田宜三副議長も誤廃棄について「県の法律に当たる条例を破った。議会としても個人としても許しがたい」と指摘。「県職員としてあるまじきこと。執行部は気を引き締めてほしい」と語った。