手触れずにコイさばく 椿大神社で四條流庖丁儀式 三重・鈴鹿

【「長久之鯉」の庖丁儀式を奉納する武藤準師範=鈴鹿市山本町の椿大神社で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市山本町の椿大神社(山本行恭宮司)で3日、第15回「四條流庖丁(ほうちょう)儀式」があった。愛知県半田市の四條流庖丁儀式保存会(四條流第十六代家元入口柏修会長)三重社中の6人が、古式にのっとり魚に手を触れずに真魚箸(まなばし)と包丁刀だけで魚をさばき、五穀豊穣とコロナの終息を願って神前に奉納した。

包丁儀式は、日本王朝時代からの伝統的な儀式。四條流は、四條中納言が包丁でコイを料理した時の切形から由来し、切り方は代表的なコイが36手、タイは9手あるという。

雅楽が流れる中、式題「長久之鯉」は四條流準師範の武藤柏藤さんが、「末廣之鯉」は四條流門人の齊木柏賢さんが包丁人を務めた。いずれも体長約40センチのコイを烏帽子、直垂姿で鮮やかにさばき、まな板の上に飾り付けた。四條流門人の羽田柏涼さんが一連の所作を解説した。