園児らユウスゲに歓声 夏の夕に咲く花、伊勢・赤井山で鑑賞 三重

【開花したユウスゲを観賞する園児ら=伊勢市上野町の赤井山で】

【伊勢】三重県伊勢市上野町の赤井山(標高90メートル)で30日、地元のみどり保育園の園児らが、夏の夕方に花咲くユウスゲを観賞した。

ユウスゲは6―8月頃、ユリに似た黄色い花を咲かせる。夕方に開花し翌朝には閉じてしまうのが特徴で、県の絶滅危惧種にも指定されている。

かつて同山に数多く自生していたが、鹿に食べられるなどして一時は絶えかけた。ユウスゲを復活させようと、平成30年から、住民有志でつくる「赤井山麓ゆうすげ保存会」が、苗を育てて植栽し増やす活動を続けている。今年も6月初旬に咲き始め、約5千株が見頃を迎えた。

この日は3―5歳児の14人が、保存会会長の上之郷宏也さん(76)と一緒に山へ登り、山頂付近に整備された「ゆうすげの丘」に到着。午後4時過ぎ、黄色い花が次々に開花すると「きれい」「あっちもこっちも咲いた」などと歓声を上げ駆け回った。

上之郷さんは園児らに「また種から育てて植栽し、来年、再来年はもっとたくさん花が咲く予定です。家族と見に来てくださいね」と呼びかけた。