三重県栄養士会と包括協定 鈴鹿医療科学大、実務研修や災害医療体制整備へ

【協定書に署名する井後会長(左)と高木理事長=鈴鹿市岸岡町の鈴鹿医療科学大学千代崎キャンパスで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市岸岡町の鈴鹿医療科学大学千代崎キャンパスで1日、同大学(高木純一理事長)と津市柳山津興の県栄養士会(井後福美会長)が連携・協力に関する包括協定を締結した。

包括協定により相互支援や交流を深め、学生の実務研修や大学教員と栄養士会会員の共同研究推進などに取り組むほか、災害医療体制の構築や整備に向けて協力、支援する。

併せて、同協定締結に基づき「施災害時における設利用の協力に関する覚書」「災害支援車両の設置・管理に関する覚書」を締結。

覚書の締結により、同会の所在地が津波発生時に浸水地となるため、大規模災害時に県栄養士会の災害対策本部として同キャンパス内の施設を利用することや、同会が日本栄養士会から管理、運用を委託された災害支援車両1台を同キャンパス内に設置することを決めた。

災害支援車両は全国で5台あるうちの1台。慢性疾患や乳幼児など一般食品を食べることができない人たちを対象に、介護食や母乳代替食品、経管栄養剤などの特殊栄養食品を搬送する。これまでに、熊本地震や西日本豪雨災害などで支援活動をしてきた。

協定調印式で、井後会長は「災害時の栄養士会と大学との連携は全国で初めて」、高木理事長は「災害以外の面でも一層連携を促進したい」とそれぞれあいさつし、協定書に署名した。