豊作祈願し虫送り 住民ら、たいまつ手に練り歩く 三重・度会町

【たいまつを手に水田周辺を練り歩く参加者ら=度会町立岡で】

【度会郡】三重県度会町立岡で26日、稲の害虫を追い払い、豊作を祈願する伝統行事「虫送り」があった。住民ら約30人が参加し、長さ約2メートルのたいまつを手に水田周辺を練り歩いた。

昭和30年ごろに途絶えた伝統行事を子どもらに体験してもらおうと、地域住民らでつくる「立岡営農クラブ」と「立誠会」が平成26年に復活させた。

行事で使用するたいまつは地域の子どもらも参加して作製。稲や麦のわらを束ねて竹に挿し、40本を用意した。

今年は初めての試みとして、子どもらが太鼓やかね、ホラ貝を担当。参加者らがたいまつを持ち、煙が出るように上下に振りながら約500メートルを歩いた。

同クラブの山本操代表(74)は「密にならないように気を付けながら3年ぶりに開催した。今後もできるだけ長く続けていきたい」と話していた。