風水害に備え対応訓練 三重県建設業協鈴鹿支部と市

【土のうを作る参加者ら=鈴鹿市庄野町の市河川防災センターで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市と県建設業協会鈴鹿支部(田端泰夫支部長)は27日、同市庄野町の市河川防災センターで、風水害に備えた情報伝達訓練や土のう作製訓練、水防工法訓練をした。

両者は平成17年に「緊急時における災害応急工事等に関する協定」を締結しており、訓練は同支部の申し出により、平成21年度から実施している。

この日は同支部会員や市職員、計約100人が参加。

冒頭で田端支部長は「新型コロナウイルス感染症の影響で実践に近い訓練は3年ぶり。意義がある」、末松則子市長は「災害発生時、迅速に災害応急工事などをするには日ごろの連携が大変重要」とそれぞれあいさつした。

訓練は対策本部を含めた6班に分かれて実施。防災無線を使った情報伝達訓練は今回初で、市が同支部に漏水、越水対策場所の養生を依頼。

同支部会員と市職員が連携し、一袋約20キロ程度の土のう500袋を製作。作った土のうで平場の漏水に用いる釜段工法、堤防に近い場所での漏水に用いる月の輪工法、堤防を強化するための改良型積み土のう工法の各養生を実施。月の輪工法の訓練には末松市長も参加し、土のうを隙間無く積んだ。

対策本部が養生完了報告を受けて訓練は終了。

山本浩危機管理部長は「初実施の情報伝達訓練は初動で大変重要な連絡体制の強化と確認につながる」と講評した。

作った土のうは、同センターを含めた地区市民センターなど10カ所に配備した。