伊雑宮の御田植祭を風景印に 志摩・磯部郵便局、36年ぶりデザイン変更 三重

【磯部郵便局の新しい風景印】

【志摩】三重県志摩市磯部町迫間の磯部郵便局は24日から、伊雑宮の御田植祭(磯部の御神田)をデザインに取り入れた新風景印の使用を開始した。デザイン変更は36年ぶりという。

風景印は郵便局で使用される消印の一つで、正式名称は「風景入通信日付印」。直径3・6センチの円形を基本に各郵便局周辺の風景や名所旧跡などが独自にデザインされており、全国各地の風景印を集める熱心なコレクターもいるという。

同局では、昭和60年2月に天照大神(あまてらすおおみかみ)の天岩戸伝説が残る恵利原ダムをデザインに取り入れた風景印を作成していたが、観光地から生活用水地としての役割に移行したことを受け、新たな風景印の作成を決めた。

新風景印は、国の重要無形民俗文化財で日本三大御田植祭の一つである磯部の御神田を採用し、伊勢神宮別宮伊雑宮創建の由来とされる稲穂をくわえた白真名鶴の足が円から突き出た変形型が特徴という。志摩高校美術部出身で嵯峨美術大3年の森英美さんがデザインを担当した。

同御田植祭開催日に併せた変更といい、同局の森本和幸局長(64)は「風景印は日本郵便のホームページでも紹介される。これを見て全国から観光に来てもらえたら」と話していた。