大吟醸酒「おかげさま」が金賞 伊勢萬「全国新酒鑑評会」 三重

【金賞受賞酒の「おかげさま」を手にする杜氏の船木さん(伊勢萬提供)】

【伊勢】三重県伊勢市の酒造会社「伊勢萬」の大吟醸酒「おかげさま」が、清酒の味わいや香りを審査する「全国新酒鑑評会」で金賞を受賞した。金賞受賞は令和元年以来、5回目。

鑑評会は、酒類総合研究所と日本酒造組合中央会が主催し、全国の酒蔵から826点が出品した。4、5月に審査があり、205点が金賞を受賞。県内からは同社を含む6社が選ばれた。

おかげさまは、伊勢神宮内宮近くにある同社の酒蔵「内宮前酒造場」で製造する看板銘柄。厳選した良質な酒米と、地元の清流五十鈴川の伏流水を使って仕込む。鑑評会に向け、より高い品質を追求し、湿度や温度管理など緻密なデータ分析に基づいた酒造りで、甘みと味わいのバランスがとれた、上品な香りの酒に仕上げた。

杜氏(とうじ)の船木健司さん(43)は、昨年金賞を逃した悔しさから、改良点を突き詰め、今回に生かしたという。「この数年で一番の出来だったので自信はあった。結果発表の前日、金賞の夢も見た」と笑い「今後、連続受賞できるよう努めたい」と話した。

受賞酒は24日から、内宮前酒造場で30杯限定で販売する。90ミリリットル(オリジナル猪口(ちょこ)付き)税込2千円。