縄文人の暮らし語る 「みんなの共栄座」で吉村さん 三重・津

【津】地域の人から学ぶ「みんなの共栄座“この人と話そう”」が19日、津市白山町二本木の白山総合文化センター和室であった。同町を拠点に公共文化施設を活用した取り組みを実践するNPO法人「森の劇場プロジェクト」(長野多惠代表)が主催。同市一志町の吉村武司さん(88)が「縄文遺跡を旅して思う『先人たちの豊かな暮らし』」と題して話し、市内の20―80歳代の17人が参加した。

今年から始まった企画。元教員で長年地元のボランティアガイドで活躍する吉村さんを招いた。

吉村さんは昨年世界文化遺産の「北海道・北東北の縄文遺跡群」を訪ねた際に撮影した、青森県の三内丸山遺跡の竪穴建物や大型掘立柱建物の復元写真を紹介。

獲物を追い移住を繰り返した旧石器時代を経て集落で定住した縄文時代が1万年続いた理由について「厳しい自然の中助け合い、思いやりができていた。自然の恵みを大切にする気持ちが今より真剣だったのでは」と推察し「おさが出るとまとめるにはいいが時に独裁的になる。今の世の中と比較し考えて」と語りかけた。

同企画は11月までの全七回を予定しており長野代表(61)は「同じ空間で生で人の話を聞いたり感じ合ったりして大切なことを共有したい」と話している。次回は7月24日午後1時半から上ノ村集会所で帝塚山大名誉教授の中川幾郎氏を迎え市民文化政策をテーマに開催する。問い合わせは同団体=電話059(262)2088=へ。