3年ぶり「こども歌舞伎」に感動 東員町、迫力の演技に惜しみない拍手 三重

【熱演する子どもたち=東員町山田の町総合文化センターで】

【員弁郡】三重県東員町の名物行事「こども歌舞伎公演」が19日、同町山田の町総合文化センターで3年ぶりに開かれた。出演者たちは待ち焦がれた晴れの舞台に立ち、迫力ある演技で観客を魅了した。

特別出演の元団員3人を含む、8―19歳の10人が出演。5人の盗賊が勢ぞろいする「白浪五人男 稲瀬川勢揃(せいぞろ)いの場」と、歌舞伎の三大名作の一つ「義経千本桜 道行初音旅 吉野山道行の場」を演じた。抑揚の付いたせりふ回しや、しなやかな動きを披露し、観客は惜しみない拍手を送った。これまで2度見に来ているという、いなべ市北勢町の女性(72)は「みんな堂々としていて、すごい。感動しました」と話した。

こども歌舞伎は、同町出身の歌舞伎の名優、7代目松本幸四郎(1870―1949年)を顕彰する「松の会」と町などが、平成8(1996)年に始めた。これまで毎年開催してきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一昨年、昨年と中止が続いた。

今回25回目となるのを記念して、十代目松本幸四郎さんのトークショーもあり、会場を盛り上げた。