鳥羽水族館のセイウチ「クウ」死ぬ 妊娠中 ショーで人気

【パフォーマンスショーなどで人気を集めていたセイウチのクウ(鳥羽水族館提供)】

【鳥羽】鳥羽水族館(三重県鳥羽市鳥羽3丁目)は17日、飼育中のメスのセイウチ「クウ」が死んだと発表した。双子の赤ちゃんを妊娠中だったが、共に死んでいるのを確認した。死因は子宮捻転とみられるという。

同館によると、クウは推定年齢17歳で、生後間もない平成18年2月に同館に入館。オスの「ポウ」と共にパフォーマンスショーでコルク抜きのものまね芸を披露するなど人気を集めていた。近年は繁殖活動に専念し、これまでに3度の出産を経験していた。

双子の赤ちゃんを妊娠し、今週に入って出産の兆候である摂食減退を見せ始めたことから、慎重に経緯を見守っていたが、16日午後3時23分、母子共に死んだことを確認した。これにより同館で飼育中のセイウチは2頭となった。

同館飼育研究部の川口直樹課長(59)は「パフォーマンスの種目を覚えるのもすごく早く、たくさんのお客さんを楽しませていたのが思い出される。非常に寂しい気持ちだが、残してくれた繁殖についての知見を大切に今後の飼育、繁殖に生かしたい」とコメントした。