児童虐待、7%減2147件 三重県相談対応件数、7年ぶりに減少も過去3番目の多さ

三重県は15日、令和3年度に対応した児童虐待の件数が前年度比7・3%(168件)減の2147件だったと発表した。7年ぶりに減少したが、統計を取り始めた平成2年度以降で過去3番目に多い。

県によると、虐待の種別で最も多かったのは心理的虐待(1067件)で、6年連続で最多となった。前年度比では11・2%(135件)減少したが、依然として全体の約5割を占めている。

このほか、身体的虐待が3・9%(25件)減の622件、保護の怠慢・拒否(ネグレクト)が3・4%(15件)減の420件。性的虐待は22・6%(7件)増の38件で2年ぶりに増加した。

児童相談所別では北勢、中勢、南勢志摩、紀州の4児相が前年度比で減少し、鈴鹿と伊賀の2児相が増加した。相談経路別では警察や市町の機関が減少し、近隣・知人、学校、家族が増加した。

主な虐待者の最多は実母で4・1%(45件)減の1065件。次いで多いのは実父で11・1%(114件)減の912件。児童の年齢別では小学生までが前年度比で減少し、中学生と高校生が増加した。

県内の児童虐待対応件数は平成26年度に減少して以降は、6年連続で過去最多を更新していた。令和2年度も新型コロナの感染拡大に伴う外出自粛の影響で、過去最多の2315件となっていた。

子育て支援課は「対応件数は減少に転じてはいるものの、長期的に見ると減少局面に入ったとは考えづらい」と説明。「関係機関との連携を強化し、未然防止と早期発見に努めたい」としている。