
三重県鈴鹿市出身のサッカー元日本代表で、県中南部拠点の東海社会人リーグ1部「FC ISE―SHIMA」を率いる小倉隆史氏(48)が13日、県庁を訪ね、一見勝之知事に目標のJFL(日本フットボールリーグ)入りを誓った。
J1名古屋などで活躍した後現役を引退。四日市中央工高時代の同期の中田一三氏らが2013年に発足させたFC ISE―SHIMAにはクラブアドバイザーとして創設当時から関わり18年12月に運営団体の理事長に就任した。
昨シーズンからは監督も兼務。JFL入りをかけて行われた昨年の全国地域チャンピオンズリーグに初出場し準優勝したがJFL下位チームとの入れ替え戦で惜敗し、あと一歩で「昇格」を逃した。
監督2期目の東海社会人リーグ1部は4月から始まり13日現在の順位は9チーム中3位。故障で出遅れた選手が戦列に復帰し始めた直近の試合で暫定首位のチームを下すなど調子は上向きといい「悲願を達成するよう頑張っていきたい」と抱負を述べた。
JFLには県内からヴィアティン三重、鈴鹿ポイントゲッターズの2チームが既に活動中。一見知事は「(各チームで)¥ルビ(切磋琢磨,せっさたくま)してもらえれば三重県の力になる。これからも精進して上を目指していただければ」と激励した。