村上輝、伊藤陸が初優勝 上山紘輝200㍍制す、陸上日本選手権で三重県勢

【男子三段跳びで初優勝を決めた後の6回目でこの日ベストの16メートル57を跳んだ伊藤陸(近大高専)=10日】

陸上の日本選手権は9日から12日まで大阪市のヤンマースタジアム長居で行われ、三重陸協登録関係では男子砲丸投げで伊勢市出身の26歳の村上輝(日本体育施設)、男子三段跳びで近大高専専攻科2年の21歳、伊藤陸が初優勝した。

村上は南伊勢高、国士舘大を経て2019年に東京に本社を置く日本体育施設に入社した。学生時代から三重陸協に登録し、昨年の県選手権で出した18メートル04は県記録となっている。

【男子砲丸投げで初優勝した伊勢市出身の村上輝(日本体育施設=中央)※本人提供】

日本選手権では1投目に自らの県記録を更新する18メートル20の自己新記録で首位に立つとその後も後続を寄せ付けず3投目で決勝記録の18メートル29をマークした。2、3位の選手はいずれも学生で、勝因に「社会人として負けちゃ駄目だという意地」を挙げていた。

菰野町出身の伊藤は名張市に校舎がある近大高専入学後本格的に取り組んだ三段跳びで、高専4年時にU20日本記録を42年ぶりに更新して注目された。昨年の日本学生対校選手権では日本記録(17メートル15)に迫る17メートル00の日本学生新記録を樹立した。

今年春の日本学生個人選手権で右足かかとを痛めた影響で万全の状態で臨めなかった日本選手権だが、最終6回目の跳躍で16メートル57まで記録を伸ばした。左足を使った跳躍を想定した練習が生かされたと話し、「これからも逆足の強化は継続し、秋に仕上がった跳躍を見せられたら。あまり欲は出したくないですけど、日本記録も目指していきたい」と目を輝かせた。

【20歳以下女子800メートルで優勝した鈴鹿高2年の松本未空(鈴鹿高陸上競技部提供)】

県関係ではほかに男子200メートル決勝で宇治山田商高―近大を経て今春住友電工に入社した上山紘輝が18年アジア大会金メダルの小池祐貴(住友電工)らを退けて20秒46で初優勝。20歳以下の部でも県ゆかりの選手の活躍が相次ぎ女子800メートル決勝は鈴鹿高2年の松本未空が2分9秒91の県高校新記録で制した。