ウミガメの産卵場所保全へ イオングループ、津の海岸で清掃活動 三重

【流れ着いた流木などを回収する参加者ら=津市高洲町中河原海岸で】

【津】マックスバリュ東海は4日、ウミガメの産卵が確認されている三重県津市高洲町の中河原海岸で、産卵場所の保全を目的に、海岸清掃をして流木やプラスチックごみを回収した。グループ各社の従業員ら計142人が参加した。

清掃は、本年度からイオングループの社会貢献活動の取り組みとして始めた「イオン ハートフルボランティア」の活動の一環。海洋プラスチック問題解決のため、全国十地域で同様の海岸清掃をし、東海3県では初めての開催。

同海岸の清掃にはウミガメネットワーク三重が協力し、県や市も後援。開会式では前葉泰幸津市長が「海岸清掃は行政が取り組んでいかないといけないが、追いついていないのが現状。今日は力をお借りしたい」とあいさつした。

ウミガメネットワーク三重の米川弥寿代会長によると、同海岸では平成29年以降、ウミガメの産卵を確認していないという。米川会長は「津市内の海岸では毎年産卵している。市内の海岸には約500トンの流木が漂着していると思うが、まだまだ残っている。行政にも事情があると思うが、ウミガメの上陸、産卵までに片付けていきたい」と今後の行政の取り組みに期待を示した。

参加者らは約2時間、手作業を中心に流木やプラスチックごみを回収した。回収した流木はバイオマス発電の燃料として活用するという。

清掃に参加したイオンリテール社の足名大輔・イオンスタイル津南店長(51)は「流木の多さを実感した。大人4人がかりで運ぶような流木もあって、驚いた。自分たちの住む町なので、今後も清掃を続けていきたい」と話した。