国産初のドローンを実演 津で建設技術研修

【国産初の小型ドローン「SOTEN(蒼天)」の実演を見学する参加者ら=津市北河路町で】

【津】三重県建設技術センターと三重大学生物資源学部は3日、津市北河路町のメッセウイングみえで、県・市町職員や民間建設業者向けに建設技術研修を開催した。「UAV(無人航空機)活用技術」をテーマに、本年度から改正された航空法の解説や、トイドローンの操作体験などを実施した。

研修には40人が参加。三重大学生物資源学部非常勤講師の谷口光廣さん(54)が講師を務めた。国産初の小型ドローン「SOTEN(蒼天)」の実演もあり、参加者らは飛ぶ様子を熱心に見学していた。蒼天の実演は東海3県では珍しいという。

同センターや谷口講師らによると、建設業界では、ドローンが点検・測量や災害現場の撮影などで欠かせなくなっている。蒼天は、ACSLやヤマハなど、国内の各社が共同で製作した。従来の海外製の製品と比べ、セキュリティー面が高いのが特徴。特にシェアの7割を占める中国製にはない写真の暗号化ができるなど、データ漏えいに対して高い安全性を実現している。

谷口講師は「国産ドローンはまだまだ普及が進んでいない。ドローンは今後日常的に使われていくと思うが、まだまだ法律の壁や機体の安定性に課題がある。まずは物流の方面で活用が増えていくと思う」と話した。