日本酒づくり明野高と伊勢工高がコラボ、酒米の田植え 商品化へ

【明野高生に教わりながら田植え機を操作する伊勢工業高生=伊勢市小俣町の明野高校で】

【伊勢】三重県伊勢市の県立明野高校と老舗の酒蔵などが連携したオリジナル日本酒づくりで、原料にする酒米「弓形穂(ゆみなりほ)」の田植えが1日、同校であった。今年から市内の県立伊勢工業高校も連携し、工業高生が日本酒専用の化粧木箱づくりを担当する計画。この日は、両校の生徒が参加し、協力して苗を植えた。

日本酒づくりは2020年から始まり、3年目。明野高生産科学科作物部門と多気町の「河武醸造」などが協力し、三重大学が開発した酒米の希少種「弓形穂」を栽培して酒をつくる。

この取り組みに今回、伊勢工業高が参加。農業を学ぶ明野高生と建築や機械を学ぶ伊勢工業高生が交流を図りながら、稲刈りや酒の仕込み、杉材を使った木箱づくりと、商品化までの工程を進める予定。

この日は、両校の3年生9人が参加した。伊勢工業高生は、田植え初体験。明野高生に田植え機の操作を教わり、慎重に作業した。この先、9月末に収穫、11月に酒蔵で仕込みを行い、純米吟醸酒「明野さくもつ」として来年1月の発売を目指す。両校がコラボする杉箱入りは、数量限定で販売予定。

伊勢工業高の中川珠凜彩(しゅりあ)さん(17)は「田植え機の操作はめちゃくちゃ難しかった。直進するのも大変。互いに交流を深め商品づくりを進めたい」と話した。明野高の田上詩乃さん(17)は「異なる分野を学ぶ高校生との連携は、新鮮でわくわくする。どんなフレッシュなアイデアが出るか楽しみ」と話していた。

7月には試験的に、杉箱入りの明野さくもつを限定販売する予定。