身近な野草を額装 津で木工作家杉山さん作品展

【来場者に作品の説明をする杉山さん(左)=津市安濃町東観音寺の安濃古道具店で】

【津】津市庄田町の木工作家杉山健一さん(62)の作品展「押草物語」が3日、同市安濃町東観音寺の安濃交流会館2階「安濃古道具店」で始まった。身近な野の草を額装した作品約70点を展示販売している。19日まで。正午―午後6時。水、木曜定休。

杉山さんの木工歴は約20年で会社員を定年退職した2年前に工房を立ち上げ作品を発表している。コロナ禍の外出自粛で庭の草取りをする中一本一本に魅力を感じ、押し花にして額縁を製作するようになった。今展は杉山さんの作品を見た同店の森谷哲也店主(44)が呼びかけ実現した。

スズメノエンドウ、ナズナ、ヨモギなど身近な草をクリ、ケヤキ、ヤマザクラなどの木の額縁で飾っている。草が引き立つよう木の質感や色など細部にこだわり、学名や採集地なども記しており店内の古道具にしっくりとなじんで展示されている。

杉山さんは「雑草ではなく名前があり葉も根もいろいろな形がある。草それぞれの個性を感じていただけたら」と話した。