宣長の学問観を紹介 9日から松阪の記念館で企画展

【「本居宣長七十二歳像」(本居宣長記念館提供)】

【松阪】本居宣長記念館は9日から、松阪市殿町の同館で夏の企画展「うひ山ぶみ 宣長の方法」を始める。宣長の学問観を紹介する。会期は9月4日まで。

宣長は69歳で「古事記伝」を書き上げた後、教え子に求められた学問入門書「うひ山ぶみ(初めての山歩き)」を執筆した。「他人が押し付けることはできないのだから、自ら考え、選び取っていくしかないのだ」と書いている。

また「葛花」で、「人の知恵には限界があり、小さい者であることを自覚し、神の御しわざがこの上もなく不思議なものであることも、理解しなければならない」と書いている。

宣長は本から新たな知識を得て、興味ある内容はノートへ写していた。14歳の時に貝原益軒の著作から抜き書きした天気予報の伝承「新版天気見集」など国重要文化財55点を含む80種120点を展示する。

「本居宣長七十二歳像」と、肖像画にある「鈴屋衣」の複製を出品する。

展示説明会は6月18日、7月16日、8月20日、いずれも午前11時から。

入館料は大人400円、大学生300円、小学4年―高校生200円。問い合わせは同館=電話0598(21)0312=へ。