盛り土相談窓口開設 全国初、きょうから運用 三重県知事定例会見

【定例記者会見で「盛り土110番」の開設を発表する一見知事=県庁で】

一見勝之三重県知事は31日の定例記者会見で、災害につながる可能性がある危険な盛り土を早期に発見するため、専用の通報窓口「盛土110番」を開設すると発表した。盛り土の通報に特化した一元的な窓口の開設は全国初。6月1日から運用する。

県によると、昨年7月に静岡県熱海市で発生した大規模な土石流で、起点に盛り土があったことを受けた対応。県議会の防災県土整備企業常任委員会から上がった意見などを踏まえ、一元化を決めた。

県土整備部の防災砂防課が通報の内容を確認した上で、関係部署や国、市町などに対応を依頼する。通報があった盛り土の状況や対応などを通報者に報告するほか、県のホームページでも公開する。

【「盛土110番」のQRコード】

盛り土は場所や目的によって適用される法令が異なり、従来は通報を受けた部署が担当部署を探して対応を依頼していた。窓口の開設をアピールすることで、県民に通報を促す狙いもあるという。

一見知事は「窓口を一元化すれば、迷わず通報してもらえる。熱海のような事故が2度と起こらないようにしたい」と説明。窓口の一元化によって「行政機関も対応しやすくなる」と述べた。

県のホームページやQRコードを通じて専用サイトにアクセスし、盛り土の場所や規模を入力する。防災砂防課=電話059(224)2705=への直接の連絡も可能。年中無休で受け付ける。