工場移転で立地協定 玉城町とKAETSUプレシジョン 三重

【度会郡】セラミックス精密研削加工業「KAETSUプレシジョン」(本社・三重県伊勢市)はこのほど、玉城町積良の工場適地に新工場を建設するため、同町と立地協定を締結した。

同社は平成18年4月に設立。半導体や電池、工作機械などのセラミックス部品の精密研削加工を手がけている。加藤確春社長によると、同市横輪町にある工場の移転に伴い、従業員が働きやすい環境などを考慮し、災害リスクの少ない同町への新工場建設を決めたという。

4月に着工し、来年5月からの操業開始を目指す。敷地面積は4469平方メートル。予定従業員13人(うち常用従業員12人)で、同町での新規雇用も予定している。

町役場で25日に締結式があり、辻村修一町長と加藤社長が協定書を交わした。同日に公害の防止および環境保全に係る協定も締結した。

辻村町長は「末永くいい関係で企業経営ができるように町としても協力させていただきたい」と話した。

加藤社長は「今年で16年の歴史の浅い会社だが向上心とチャレンジ精神を念頭に置き、今後も従業員とともにお客さまから信頼を得られる会社にしていきたい」と力を込めた。