土砂条例の誤解釈「残念」 三重県知事、詳細な原因調査の考え

一見勝之三重県知事は27日の定例記者会見で、県が土砂条例の解釈を誤って埋め立て工事の許可が不要だと事業者に伝えていた問題について「非常に残念で申し訳なく思う」と述べ、詳細な原因を調査する考えを示した。

一見知事は「条例制定直後のことであったにせよ、非常に残念で申し訳なく思う」と陳謝した上で「今回の事例を踏まえて条例を間違って解釈しないよう、しっかりとしていく必要がある」と述べた。

原因については「(法令関係の部署に)相談をしきれていなかったと推察される。調査したい」と説明。関係職員の処分は「処分相当の行為があったと判断すれば処分することになる」と述べた。

問題を巡っては、県が令和2年9月、伊賀市内で埋め立て工事をしていた事業者に対し、条例に基づいて必要な許可を「不要」と伝えた。今年3月に外部の指摘を受けて再協議し、許可が必要と判断した。