6月2日に多気町で中部圏知事会議 7年ぶり三重県内開催

一見勝之三重県知事は27日の定例記者会見で、9県1市の首長らが参加する「第116回中部圏知事会議」を6月2日に多気町相可のBANKYO文化会館で開くと発表した。県内開催は7年ぶりとなる。

県によると、中部圏知事会議は年に2回の開催。新型コロナウイルスの影響で令和2年5月からオンライン形式で実施しており、対面での開催は3年ぶり。一見知事と馳浩石川県知事は初めて参加する。

新型コロナや風水害、観光振興などを巡って議論する。一見知事は県の少子化対策を紹介し、国による支援の必要性を訴える予定。参加者らは会議に先立ち、同町の「VISON(ヴィソン)」を視察する。

一見知事は「議論したものは国への提言に結びつけたい」と説明。リニア中央新幹線を巡る議論については「(議題に入るかどうかは)確定していない。自由討論で議論する可能性はある」と述べた。