真珠養殖、昭和の記録映像 鳥羽でミキモト企画展

【昭和初期の記録映像から編集した短編動画の企画展=鳥羽市のミキモト真珠島真珠博物館で】

【鳥羽】三重県鳥羽市鳥羽のミキモト真珠島真珠博物館で、企画展「昭和追憶―サイレント短編映画に見る養殖場と真珠島―」が開かれている。同館が収蔵する昭和初期から30年ごろの記録映像から編集した6編を期間中、前後期で入れ替え紹介する。来年4月9日まで。

展示室の壁面3カ所に設置したスクリーンに、随時映像を投影。9月までの前期は、世界で初めて真珠養殖に成功したミキモト創業者、御木本幸吉と日本の名だたる発明家たちの交遊の様子を伝える「発明家10人会の集い」、市民や海女など約1万人を島に招き開かれた昭和11年の「真珠供養祭」、戦前までパラオに開設していた黒真珠養殖場での作業を映した「黒真珠」の3編を上映。

いずれも5―10分ほどの音声のない映像で、一部を除き初公開となる。映像に合わせ、当時の新聞記事やパラオで養殖されていたとされるクロチョウガイなど関連品も展示している。

松月清郎館長は「映像には、当時の真珠養殖や島の様子だけでなく、伊勢神宮や廃止前の朝熊山ケーブルカーなど、地域の貴重な記録も残されているので楽しんでいただきたい」と話していた。

10月以降の後期は昭和天皇皇后が志摩市の養殖場を訪問された際の映像など3編を上映予定。入館料は大人1650円、小中学生820円。

問い合わせはミキモト真珠島=電話0599(25)2028=へ。