伊勢萬が国際品評会「金」 清酒とウイスキー、英国のIWC・ISCに初出品 三重

【国際品評会で受賞した「神路」と「おかげさま純米大吟醸」を手にする(左から)村田社長と杜氏の船木さん=伊勢市宇治中之切町の伊勢萬内宮前酒造場で】

【伊勢】三重県伊勢市の酒造会社「伊勢萬」の清酒「おかげさま純米大吟醸」が、国際的な酒類品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」SAKE部門・純米大吟醸酒の部で、ゴールドメダル・リージョナルトロフィーを受賞した。クラフトウイスキー「神路」も別の品評会「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)」ワールドウイスキー部門でゴールド賞となり、両銘柄とも初出品にしてそろって受賞を果たした。

英国ロンドンで開かれた「IWC」SAKE部門には462社1732銘柄が出品。そのうち純米大吟醸酒の部は538銘柄が出品され、審査員によるブラインドテイスティングが行われた。今月受賞銘柄が発表され、おかげさま純米大吟醸を含む23点がゴールドメダルとなり、その中でも優れた銘柄に与えられるリージョントロフィー7点の一つにも選ばれた。

おかげさま純米大吟醸は、伊勢神宮内宮近くある同社の酒蔵「内宮前酒造場」でつくる看板銘柄。厳選した良質の酒米「山田錦」を使用し、米のうま味と香り、すっきりとした後口が評価された。杜氏の船木健司さん(43)は「丹精した酒が世界に認められうれしい。品評会にもどんどん挑戦し、お客さまに愛される酒を追求し続けたい」と話す。

ウイスキー「神路」は、英国の酒類専門誌が主催する「ISC」で受賞。約70カ国から各部門に数千銘柄が出品され、ワールドウイスキー部門は約150銘柄が審査を受けた。

神路は、本工場(同市小俣町)の蒸留所で仕込まれ、甘い香りと柔らかな口当たりが特徴。地元の清流宮川の伏流水を使った伊勢志摩地方初のクラフトウイスキーとして昨年発売した。

同社は、清酒や焼酎、ウイスキーなど多種類の酒の製造販売を手がけている。村田光晴社長(59)は「品質に自信はあったが、世界の名だたる酒と肩を並べ、初出品にして評価をいただくことができた。今後、さらにいいものを目指していきたい」と意欲を語った。

受賞酒のおかげさま純米大吟醸(720ミリリットル・税込4580円)と神路(700ミリリットル・同5千円)は、オンラインショップや内宮前酒造場などで購入できる。