グローバルリーダー育成事業に高校生22人参加へ 三重県教育長会見

木平芳定三重県教育長は24日の定例記者会見で、本年度の新規事業として実施する「次代を担うグローバル・リーダー育成プログラム」に22人の高校生が参加することが決まったと発表した。

県教委によると、プログラムは世界で活躍するための資質や能力を身につけてもうことを目的に実施。2月から3月にかけて県立高校の1年(当時)を対象に募集し、7校から22人の応募があった。

生徒らは28日から県内外の大学教授らの講義を受け、SDGs(持続可能な開発目標)や英語でのプレゼン、データ分析について学ぶ。オンラインで海外の学生と交流し、現地の課題などを聞き取る。

社会科学分野などの課題について、グループで研究する機会も設ける。研究成果は国などが実施するコンテストで発表するほか、生徒らがプログラムで養った力を測定することも予定しているという。

木平教育長は「生徒らにはプログラムを通じて学校で得られない経験を積んでもらいたい。社会課題の解決に挑戦する意欲を持ち、将来的に世界で活躍できる人材になってほしい」と述べた。