三重県議会、オンラインで一部出席 代表者会議で初の試み

三重県議会は23日、一部の議員がオンラインで出席する形式で代表者会議を開いた。災害などで参集できない事態を想定し、試行的に実施。議員がオンラインで出席する代表者会議は委員会を含めても初めて。

県議会は令和2年11月に委員会条例を改正し、新型コロナの感染拡大時や災害時にオンラインで委員会に出席することを可能とした。代表者会議も同年12月に規程を改定し、同様の対応を認めている。

この日は県議会議事堂の委員会室にモニターを設置し、オンラインで出席する議員のタブレット端末と中継。回線のトラブルなどはなかった。今後の代表者会議や議会運営委員会でも試行的に実施する予定。

津村衛(新政みえ、4期、尾鷲市・北牟婁郡)、石田成生(自民党、3期、四日市市)、村林聡(同、4期、度会郡)の3議員が所属会派の控室からオンラインで出席。他の7議員は委員会室に出席した。

会議では、感染拡大時や災害時に限定せず、委員会の参考人招致を認めていく方向を確認。7月14日に奈良県天理市での開催が予定されている紀伊半島3県議会交流会議に出席する議員も募った。